はじめに
ニュージーランドの病院は日本とは大きく異なります。
実際に私は病院に行くだけで5時間かかり、専門医は6か月待ちという状況を経験しました。
この記事では、実際に体験したニュージーランドの医療事情を紹介します。
ニュージーランドの医療システム
ニュージーランドの医療システムは以下の2つのステップに分かれています。
- プライマリーケア(GP=General Practitionerが対応)
- セカンダリーケア(病院や専門医が担当)
体調不良やケガの場合、まずGPを受診し、必要に応じて専門医へ紹介される仕組みです。
つまり、日本のようにいきなり皮膚科など専門医に行くことは基本的にできません。
なぜ病院にいくことになったのか
私が、実際に病院に行ったところは、ニュージーランドのHastingsという地域です。
当時2020~2021年、ファームで仕事していたこともあり自然の中で生活していました。
もともと肌が敏感肌なほうではあったのですが、徐々に皮膚炎を発症し始めました。
あっという間に症状は悪化し、体全身に広がり、顔にも表れてしまうほどだったので、さすがに仕事を休み、病院へ行くことにしました。
まさかの4時間待ち
行く前に予約を取ろうと電話をすると
「予約はない、受付した順に診察をする」との回答でした。
直接病院へ行き受付を済ませ、待ち時間を聞くと
4時間待ち と言われました。
約1時間後に、看護師さんによる問診が15分くらいありました。
その後の待ち時間は果てしなく、大体の順番は受付した順に進んでいくのですが、症状の優先度によって呼ばれる順番が変わっていました。
病院に来て10分もしないで診察できる人もいれば、4時間待たされる人もいるという差を目の前で見えてしまうと余計しんどく感じると思いました。
実際かかった時間
実際私が呼ばれた時間は、なんと4時間半後。。。
薬を処方され、また二週間後に来てと言われました。
薬を薬局でもらってすべてが終わるまでにかかった時間は5時間でした。
病院行くのに1日かかることを事前に覚悟していった方が精神的によさそうです。
地獄の2週間
しかし、本当に大変なのはここからでした。
処方されたのは、ステロイドが入った飲み薬でした。
最初の3日は一番強い薬で1週間かけて徐々に量を減らしていく方法でした。
また、夜飲むと眠れなくなるため朝に飲むよう言われました。
しかし、朝飲んでも夜は全く眠れず、
1日の睡眠が15分~45分しか眠れない
という地獄の1週間でした。
しかも、症状は一向に良くなっていませんでした。
眠れない上に症状がよくならないという状況で、精神状態が不安定になりました。
ステロイドの飲み薬を飲み切ってからは少しずつ眠れるようになりましたが、症状が改善しないまま2週間がたちました。
2回目の診察で衝撃の展開
前回より待ち時間は短く、呼ばれるまで約3時間でした。
お医者さんに状況を説明すると、「おかしいわね~」と言って
目の前で症状についてググり始めました。
正直信じられず、パートナーと顔を見合わせてしまいました。
そして、「また別の薬を出してみるけど、専門医に行った方がいいわ」といわれ、皮膚科医の情報をくれました。過去にこの皮膚科医に患者を送ったことがあるか聞くと「ないし会ったこともない」と言われました。かなり不安になる回答だったけど、とりあえずその日は薬をもらって、もらった専門医に連絡してみることに。
専門医からの衝撃の回答が・・・!?
皮膚科医に電話をすると、
おじいちゃんらしき人が出て「申し訳ないんだけど、もう退職しているから別のとこあたって~」と言われてしまいました。
さらに、情報をもらったお医者さんに別の皮膚科医を紹介してもらおうと電話をすると
「自分でググって調べてください」
と言われ、電話を切られてしまいました。
しょうがないので自分で調べてみると、
ニュージーランド全体で皮膚炎を扱う皮膚科医がなんと5人ほどしかいませんでした。
片っ端から連絡してみると、一番早くて6か月待ちでした…
ほかのところで、「あなたはラッキーよ」と言われいつか聞くと9か月先だったことも…
帰国を決断
いろんな意味で絶望した私は、帰国をすることを決めました。
当時はコロナの影響で2週間の隔離措置をしなければいけなかったのですが、それでも3週間以内に皮膚科医に診てもらうことができました。
薬の強さはレべチ!?
日本の皮膚科医に見てもらった際に、ニュージーランドで処方された薬を見せると
先生はびっくりして、「体大丈夫でしたか?」といわれたので、
「大丈夫じゃなかったので帰国しました」というと、
「このステロイドの量は日本だと入院患者レベルで医師の管理下でないと処方できない量です。」といわれました。
副作用が強かった理由がわかりました。
国によって薬の強さや処方基準は異なります。
一般的に、欧米の方が薬は強い傾向にあると感じました。
帰国後
日本の皮膚科医で処方してもらった薬であっという間に良くなっていき、
1か月でほとんどの皮膚炎が収まり、
3か月ほどで傷跡になっていたところが少しずつ薄くなり、
6か月でほぼ傷跡は消えていきました。
まとめ
今回の体験を通して、日本の医療の素晴らしさを実感しました。
普段は当たり前のようにすぐ病院に行けますが、それが当たり前ではない国もあります。
特に海外移住やワーホリを考えている方は、医療体制も事前に調べておくことが大切だと思いました。
あくまで私の一個人の経験ですが、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の記事で、お会いしましょう。


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